どうも、ばーらです。
音楽聴くのが大好きで、中でもバンドがやっているようなロックミュージックは大大大好きです。
そんなロック大好きおじさんが大喜びして読んでいるオススメマンガ「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」をがっつりご紹介していきます。
ちなみにこんな人にオススメです。
・ロック大好き!
・ニルヴァーナとかビートルズとか昔の音楽も興味ある!
・底辺バンドの成り上がりとか好き!
バンドマンガだと「BECK」が有名ですね。根本にあるものは同じですが、絵柄やストーリーの雰囲気がかなり違うので、そこも注目してご紹介していきます。
ざっくり紹介!シオエクってどんなマンガ?
ここが特にいい!シオエク注目ポイント
スクールカースト最底辺からのスタート
初期メンバーは、
同僚からも生徒からも名前を覚えてもらえないほど地味な教師と、全国大会で金賞を取り続ける名門吹奏楽部をクビになった落ちこぼれサックス担当で、もう完全にスクールカースト最底辺なのです。
しかし落ちこぼれてしまった劣等感や、もっと輝きたいと渇望する心が原動力になり努力を重ね、徐々にバンドとして型になっていくのです。
すると仲間が増えていき、理解者が増え、ライバルに認められ、軽音部をバカにする者は居なくなっていくのです。
その過程を見ていくのがシンプルだけれどすごく楽しい王道の成り上がりストーリーと言えます。
苦行!終わりなき努力描写
主人公の本田先生は伝説的ギタリストのジミ・ヘンドリクスの亡霊に取り憑かれており、本田先生の身体に乗り移ってギターをかき鳴らすことがあるのですが、本田先生にギターを教えたりもしています。
その教えはとってもスパルタ。
しかし不屈の精神で本田先生は食らいつき徐々にギターは上達し、魂を震わす音楽をどうやって生み出すのかを理解していくのです。
第23話で作り上げた曲をジミに聴かせるシーンがあるのですが控えめに言って最高です。
音楽マンガ好きはこのシーンだけでご飯7杯ほど食べられるでしょう。
その後も、ほかのバンドメンバーがそれぞれの悩み、劣等感、苦悩と向き合い、その陰鬱とした心が不屈の精神を生み出し、音楽への没頭と素晴らしい上達へと昇華していくシーンが描かれていくのですが、ここらへんの超努力シーンは本当にすごいです!
また、BLACK BUSというバンドも登場するのですが、
このバンドの苦労しながら成功する未来のために努力と忍耐を続ける描写も心揺さぶられます。
まじで幾千も現れては散っていくバンドマンの哀愁を集めて抽出したような仕上がりで涙が出てきます。
圧倒的な演奏シーン
音楽マンガなので演奏シーンが多々あるのですが、どれも表現が凄まじい!
演奏によって壁が壊れて穴が空いたり、
雨が弾け飛んで空が晴れ渡ったり、
大きなクジラが跳ねて凄まじい水しぶきを上げたり、
まるで演奏に関係の無いような風景だけれど、起きた事象の破壊力をとてつもなく大きなスケールで表現しており、めちゃくちゃかっこいいんです。
例えば気まぐれで買ったCDを家で聴いて、予想以上にかっこよくて衝撃を受けた時のような。
例えば初めて音楽フェスに行き大観衆に揉まれながら大好きなアーティストの大好きな曲を聴いた時のような。
そんな時の衝撃をマンガでリアルに表現している唯一の作品だと思います。
【ネタバレあり】伝説のミュージシャンが!!
ここからはネタバレ少々あります!
なんとジミ・ヘンドリクス以外にもどんどん伝説のミュージシャンが出てきます!
ニルヴァーナのカート・コバーンはジミとセッションし、Smells Like Teen Spiritを演奏したりします。
さらにジャニス・ジョプリンも出てきました。
この調子ならジム・モリソンやブライアン・ジョーンズも出てきそうですねー。
そしてそんな伝説的ミュージシャンを集めたバンド「27クラブ」を作り出そうと企む組織が暗躍を始めおり、今後の展開を考えるとワクワクします!
また、本田先生のお兄ちゃんも絡んできて本当に今後が予想できない!
はい、ここまででネタバレ終了です。この後は大丈夫です。
あらすじ
地味な高校英語教師「本田紫織」は家族の借金を返すため、やりたいことも我慢して粛々と働いていた。
しかし27歳の誕生日に突然「ジミ・ヘンドリクス」の亡霊に取り憑かれ、「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」と言い渡される。
そこから軽音楽部でバンドを作り、仲間を集めて音楽に没頭していくのだった。
こんな感じです。
あらすじを書いてみて思ったのですが、あんまり面白そうに感じないですね。けれどめちゃくちゃ面白いんです。
表現のレベルが、心理描写が、バンドの光と闇が、どれもしっかり描かれていてすごいんです!
BECKと比べてどう?
音楽マンガの金字塔といえばBECKです。
シオエクと同じように
若者がバンドを始め、なかなか評価されない時期に不屈の精神で淡々と努力を積み重ねていき、徐々に評価されていくストーリーですが、
個人的な感想では
遂にBECKを超える音楽マンガが誕生するのではと思っています。
BECKの演奏シーンは
演奏者の絶妙な表情やオーディエンスのざわめきで凄まじさを表現していますが、
シオエクでは
もっと直接的な音楽を衝撃波のように表現しています。
なんとなく
静の演出がすごいBECKと
動の演出がすごいシオエク
という区分けな気がします。
ここは人の好みなのかもしれませんね。
ぼく的にここはシオエクの方が凄みを感じるというポイントは、
苦悩や劣等感を音楽への没頭に変換していく描写の上手さです。
シオエクはそれぞれが成長していく過程や、バンドが難航している描写がすごく心にきます。
BECKにもそういう描写があるのですが、シオエクの方がいい意味で露骨に描いています。わかりやすいのです。
BECKがキャラの表情で苦労を表現しているのなら、
シオエクは画面演出で表現しているといった感じです。
まとめ
・シオエクは学園バンドマンガで、もしやBECKを超えるかも?な逸材
・演奏や努力、苦難に立ち向かう描写がすごく上手で派手に描かれておりめちゃくちゃわかりやすい。
・ジミ・ヘンドリクスをこんなに見られるマンガは他には無い!
こんな感じです。
シオエク読んで、BECK読んで、出てくるミュージシャンを調べ出して音楽にハマっていくと最高に面白い良い体験ができますよ!
以上!!!